身近にある日韓「文化の差」(Daily Sun NY 2008年6月11日掲載)
先日、コリアンタウンにある眼鏡屋さんに立ち寄ったときのこと。お店の、日本語の上手な韓国人のおばあさんがうちの夫に「あんた、ラッキーだよ。日本の女の人はやさしいからね。」と言った。「いやあ、でも最近の若い人はそうでもないですよ。」と私が切り返すと「そう?」とちょっと寂しそうだったおばあさん。何でも昔、近所に住んでいた日本人の友達がとてもやさしかったそうである。何を持って「やさしい」とするかにもよるが、たしかに日本の女性は「配慮」や「思いやり」といった面では群を抜いている。韓国人女性にも、もちろん配慮に長けた人はたくさんいるが、総じて初対面では無愛想だったりする。それに対して日本人女性には愛嬌のある人が多い。本来、人間の本質などたいして変わらないはずだが、それらを表現する方法が違うために「文化の差」となって表れるのであると私は思っている。また、近所の韓国系ベーカリーに行ったときのこと。店の人に「この店には卵を使っていないパンはありますか。」と聞いたところ、「パンにはすべて卵が入っています。」と、当たり前のことを聞くな、という感じに言われてしまった。「卵を使わないパンはたくさんありますよ(バゲットなど)。」と言い返そうとしたが、咄嗟に言葉が出て来ず、そのまま引き下がってしまった。もしこれが日本だったら、責任者に確認した上で「申し訳ありませんが、当店では扱っておりません。」くらいの言葉は返って来そうだ。日本への一時帰国から戻って間もなかったせいか、このような対応の違いがとても気になった。これも「文化の差」と割り切るしかないのだろうか。頭では理解していても「文化の差」はなかなか厄介な代物である。
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